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即戦力にならない。
フォローに時間がかかりすぎ。 手間もコストももたない……」こういうことを言う人は、いつまでもそうしていればいい。
自分が変わらなければ、会社も変わるわけがない。 こんなマイナス志向では、会社を破滅に追い込むとしか思えない。
なぜなら、「内定フォロー=最大・最高・最適の『人財教育』の期間」だからである。 これほどまでに、無料・無報酬で教育ができ、新人たちが素直に言うことを聞いてくれる期間を有効に使えるときはない。
学生は、「赤ちゃん」である。 入社と同時に、世間に飛び出す。
その前の期間、つまり「胎内」が内定期間なのだ。 この「内定フォロー期間」が、新卒採用をするにあたって、いちばんのメリットなのだ。
●本人の、人財になるための準備のためのメリット●社員のモチベーションを上げるためのメリット●社長・経営幹部の環境整備のためのメリット。 「まだ会社に所属していない人が、名刺を持つとはいかがなものか?トラブルを起こしたときには、誰が責任を負うんだ」と、会社の「長老」たちは言うかもしれない。
しかし、新人である彼らが名刺を持つことは、帰属意識を育てる第一歩である。 自分自身、とてもうれしいものだ。
「おいおい。 名刺もらったぜ!」と、大学内でみんなに配り、さらに親戚一同に配りまくる。

そして、大物社長とも名刺交換ができる。 すごいことだと思う。
肩書きに「○○年入社予定・内定者」などと入れてあげれば、少々失敗しても、責任感がわいてきて、フォローしてしまうだろう。 プラスのほうが大きいことは間違いない。
私の会社では、内定者は内定の時期から、仕事をもらってくるのが当たり前になっているので、私たち経営陣からすればありかたいことである。 彼らが正式な新入社員になってからでは、大物の社長さん、いや、一般の社会人とさえ、簡単には名刺交換はできない。
でも、まだ「学生」の肩書きがある彼らなら、チャンスがあるのだ。 先日、北海道にある企業の社長さんたちに向けて、講演をした。
「Yさん。 いまの若いもんは、『愛社精神』なんてないですよ。
目上の人への尊敬の気持ちなんて皆無なんですよね」と、さみしそうに言っていた。 果たして、そうだろうか。
私はそうは思わない。 愛社精神というものは、最初から持っているものではなくて、育てていくものではないのか。

「敬う」気持ちがないのであれば、植えつけていくしかない。 だから、内定してから入社までの間に植えつけて、育てていけばよいのである。

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